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一等無人航空機操縦士試験に合格しました

  • 執筆者の写真: yoshikawa
    yoshikawa
  • 3月23日
  • 読了時間: 4分

更新日:4月1日

2020年からドローンにはまりました。

多分YouTubeにあったドローンの飛行映像を見て、「ア!これだ」だと思って、

見よう見まねでドローンの操縦を始めたように記憶しています。

下の写真は初めて買ったおもちゃのドローンを近所の河原に持っていって飛ばしたときのものです。この当時はまだ現在のようなドローンの厳格な法律規制もできていませんでした。





早朝の無人の河原にいき、宙返りをしたりという飛行をさせて遊んでいました。 それには、そういうことのできる小型ドローンを自分で作るしかなく、ハンダ付けをして、売っていないパーツは3Dプリンターでプリントして作っていました。






ところが2022年6月から航空法が改正され、すべての無人航空機を登録しなければいけなくなり、さらに登録されていないドローンの飛行は、原則禁止で、罰則規定や罰金規定などが法律で定められ、 厳しい規制がドローンにかけられることになりました。


それと同時に今度は、ドローンの操縦の資格国家試験のようなものが始まりました。

おそらく数年後にはこのような国家資格を持っていないと操縦してはいけないような、もっと厳しい規制がかけられるような気がします。そこでその資格試験を受けることにしました。



昨年2024年厚木ドローンスクールに通い、2等無人航空機操縦士に合格。


しかし、この2等の国家試験はそう難しくなく、GPSで姿勢を制御されたドローンをゆっくり飛ばせばいいだけで、まぁ初心者でもある程度の時間練習すれば取れるかなと言う試験の難易度でした。

そこで、どうせ資格取るのなら、1番難しいもの に挑戦しておこうと思い、一等無人航空機操縦士の資格試験に挑戦しました。


一等の試験は、段違いに難しく、GPSなど姿勢制御の装置を切った状態で 飛行させる必要がありました。 つまり風の影響もろに受けて、ドローンが右へ左へ流され続ける状態で、常に舵を逆向きに細かく切る必要があります。 そして、流れ続けるドローンをくるくる回転させたり、つまりドローンが左に向いたときには、「見た目で右に移動させようとすると、後ろに舵を切る」必要があるのです。


最初は「こちら向きで右に流れる時は、左舵」と脳の中で言い聞かせながら、時々逆に切ったりして慌てたりすることもあったのですが、人間の脳はよくできているもので、360度どちら方向にドローンが向いていても、1ヵ月ほど集中訓練すれば、不思議なことにノーストレスで 無意識のうちに舵を切れるようになりました

実家の庭で毎日3時間程度、1ヶ月集中訓練を行いました。


また、相模湖ドローンフィールドと言うドローンの 聖地で行われているサービス、

AT TI道場に通い、個人レッスンも受けました。


そして平日でもレッスンと試験を行っていただける千葉のスカイバーススタジオ

というドローンスクールを見つけ、そこで都合3日間ほど集中レッスンを受けた後、試験を受け一発で合格しました!


色々ドローンスクールがありますが、 一等の資格を取る場合は、スクールで運営する自主練習のできるドローンフィールドがあるかないか は、とても重要な選択肢になると思います。

結局、限られた時間、レッスンを受けても、GPSを切った状態の機体を無意識に、自由に操縦できるようになるには、かなりの時間自主練習する必要があります。それにはそのようなレッスン可能なドローンフィールドを スクールが持っているかどうかと言うのは、とても大きな 要素になると思います。


実家の庭に、パイロンを立てて毎日操縦訓練しました。



また、学科試験も航空力学の関数計算問題があり、久しぶりに、三角関数がでてきて、W=T P∝Tω 旋回半径 = 飛行速度² ÷ 重力加速度 ÷ tanθ やら、公式の丸暗記で。

学科試験を受けた翌日の朝、あまりに集中して勉強したせいか、頭がクラクラするめまいが何度もおそいかかり、、、人生でここまで集中した事は記憶にないほど!





さて、実際にドローンを飛ばす業務としては、上の映像の35秒あたりからある、舞台のゲネプロでのドローン撮影とか、映像撮影スタジオの中でドローン飛ばすとか、そういうのがメインになりますが、包括申請もしていることだし 、海とか山とか景色の良いところで、思い切りドローンを飛ばしてみようかなと、そろそろ暖かくなってきたので思っています。







 
 
 

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