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AIミュージックビデオが完成

  • 執筆者の写真: yoshikawa
    yoshikawa
  • 4月10日
  • 読了時間: 5分

更新日:4月12日

AIを使って、ミュージックビデオ作ってみました。




Xで投稿する時に画像があった方がわかりやすいので、ここにサムネ貼り付けてみます。
Xで投稿する時に画像があった方がわかりやすいので、ここにサムネ貼り付けてみます。

今回は作曲をするのにAI生成ソフトを利用してみました。SUNOAIという名前の音楽生成ソフトです。他の生成AIと同じように、プロンプトで作曲したい曲のイメージを伝えて、曲のジャンル、歌詞などを入力して生成させます。


今年の春はドローンの国家試験の練習のため、長期間実家で過ごしました。自分の子供部屋は当時のままで、その部屋でAIを使って曲を作ったのですが、

高校時代その部屋でフォークギターを弾きながら作曲していたことを思い出し、同じ部屋で今はAIを使って曲を作っていることをとても不思議に思って、それをそのまま歌にしてみました。

20パターンほど曲を生成して、比較的イメージに近い曲ができたので、その中の3曲ほどピックアップして完成させることにしました。


YouTubeなどに上がっている多くの生成された音楽は、生成したままそのままの形で使われていますが、まぁまぁ悪くはないのですが、完成度はいまいちです。

ボーカルのニュアンス、ベースの音色、メロディーライン、リズムパターンなど手を加えたくなったので、その後いつも使っている音楽制作ソフト、キューベースを使って手直ししました。その手順はこの曲のYouTubeの概要欄に書いておきましたので、よかったら参照してみてください。






このソフト自体、おそらくMIDIデータで様々な音源を操作し、音楽を作っていると思われますので、将来的にはそのMIDIデータを出力することができるようになると思います。

それにしても、プロンプトさえ書ければカメラで撮影することも、歌手をお願いすることも、ロケに出かけることもなく、1本のミュージックビデオを作ることができるなんて、すごい時代ですね。


これによって多くのクリエイターが職業を失うと言われていますが、40年近く音楽の仕事をやってきた僕にとっては、そう驚くことではありません。


1980年代に作曲の仕事を始めましたが、ちょうどシンセサイザーの発明と同じ時期でした。当時、そのシンセサイザーを扱うことのできる人は「シンセサイザーオペレーター」と呼ばれ、そういう職業がありました。

ムーグシンセと呼ばれたアナログシンセの時代があり、プロフェット5というアナログシンセを僕も買いました。確か200万円以上して、毎月10万円の2年ローンで買ったのですが、それを払うのは大変ではありませんでした。レコーディングスタジオで作業するときに、そのプロフェットを持っていくと、それだけでシンセレンタル代が数万円もらえましたので、あっという間にローンを払い終わりました。

その後、デジタルシンセサイザーが現れ、フェアライトコンピューターやシンクラヴィアと呼ばれるものが登場しました。

それを使って音楽を作るのにオペレーターが必要で、確か当時1日10万円くらいのレンタル料金が発生していたと思います。


DX7というヤマハのデジタルシンセをスタジオに持っていき、1音、音色を作るたびに請求書を出してる人が、同じ音楽事務所にいました。

今ではそれらのシンセはソフトになって数千円で売られています。

もちろん、今はそんな職業はありません。


インターネットが始まった時も、そんな感じでした。

これはすごいことが起こるぞと思い、早速NetScapeというブラウザを使って、ネット上にあるテキストプログラムを読みまくり、確かまだHTML1.0だったと思いますが、真似してプログラムを書いていました。JavaScriptとCGIのPerlは結構好きなプログラムでした。

ちょうどその頃、東急ケーブルテレビや三菱総研、丸紅などがスポンサーになって、インターネット検索サイトを日本で立ち上げ、そのお手伝いをしていました。

厚生省のホームページの立ち上げなども手伝った記憶があります。


シリコンバレーに何度か出かけ、ネットスケープ社、シスコシステムなどで様々なレクチャーを受け、

今でも印象的なのは、訪れたネットスケープ社の玄関に巨大な池が作られ、社員はそこでお昼休みにウィンドサーフィンができたことです。そしてもっと驚いたのは、そんな圧倒的に巨大なビルと敷地を持ち、売上が数兆円あったネットスケープ社が、数年のうちにMicrosoftのブラウザ戦略のせいで消えてしまったことでした。


そして今では、ワープロ並みに簡単に扱えるWEB作成ソフトがあり、ウェブプログラムをお金を払って書いてもらう必要はもうなくなってしまいました。


おそらく「AIクリエイター」という名前になるのかな?という職業を名乗る人が、これからいっぱい現れて、映像や音楽を次々と作っていくことになると思います。その中の0.1%、もっと低いかも?の人が職業として成り立ち、数年後には、これらAIクリエイターと名乗るほとんどの人が消えていると思います。


クリエイターって、そんな感じ??僕もXのプロフィール欄の「作曲家」の隣に「AIクリエイター」って書いておこう。


そうだなぁ、次はプログレロックの曲でも作って、サイバーパンクな映像と合わせるミュージックビデオでも作るかな?


またはYouTubeのハウツー番組でもやろうかな?今もパソコンに向かって話しながらこのテキストを書いているので、作業的にはそんなに変わらないから??


 
 
 

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